自営業 | ズボラでも続くお金管理の実例
〜マネーフォワードで家計も確定申告も一括管理してます〜

お金

自営業(個人事業主)仲間のみなさん〜また確定申告の季節が近づいてきてますね。
苦手意識を持っている方も多いのでは?と思います。

今年、独立起業して自営業を始めた方は、開業届を出せてこれからに期待いっぱいな反面、初めての「確定申告」というワードに恐れおののいている方もいらっしゃるかも??


じえ
じえ

私も苦手意識強かった〜。
1月くらいからじわじわ頭の片隅にある「かくていしんこく」の文字。
あーやらなあかんなぁって気持ちがどんどん大きくなってストレスやったわ〜。

じえお = 夫
じえお = 夫

過去形やん??

じえ
じえ

そうそう!ストレス大!!やったのは、過去のわたし。
次で9回目か10回目くらいになるから、もちろん”慣れ”もあるけど、やってくうちに少しずつ確定申告をやる意味とか全体像が把握できてきたのと、ズボラでも続くツール(マネーフォワードMEマネーフォワード確定申告)に出会えたおかげもあって、ここ数年はかなーり楽になったんよ。

じえお = 夫
じえお = 夫

確かに言われてみれば、ここ数年は確定申告前のイライラ減ってるやん〜

じえ
じえ

そやでー。
なので今回は、いろいろ試行錯誤して、ここ数年定着してきた我が家のお金の管理の方法をご紹介しようというわけです。
「家計」も「事業のお金」も一括で管理しちゃってるから、ズボラさんには参考になるかもです!!!
毎年の「確定申告」が負担だ!!という方、初めてやるけど何がなんやら…という方の気持ちと作業量の負担を少しでも軽くできたらなぁと思います!!
確定申告の具体的な経費の入力方法などは解説しませんので、あしからず。


こんな人にオススメ

  • 確定申告をもっと楽にしたい!という自営業/個人事業主の人
  • 初めて確定申告をするから右も左もわからない!人
  • 仕事とプライベート、財布をわけるべきかどうか悩んでいる人
  • 家計も一緒に管理したい人
  • 「家計簿アプリ マネーフォワードME」確定申告ソフト「マネーフォワード確定申告」について知りたい人

そもそもなぜお金の管理をしなきゃいけないの?

ずばり!!!
事業者としてお金の管理をしないといけない一番の理由は

「 確定申告をするため!!! 」です。


これは事業者としての理由です。

他に事業者としては、自分たちの事業がどのくらい儲かったか、どのくらいのお金が出て行っているのかを把握して、次なる事業展開に生かす、という視点も大事ですよね。

また、プライベート面では
・家計(プライベートに使うお金の出入り)を把握して節約をめざす
・老後資金や教育資金の貯蓄のため
・住宅購入費用確保のため
に、お金を管理するのは重要になってきます。

確定申告・青色申告「基本のき」

確定申告ってそもそも何? なぜ必要?

は?ばかにしてんのか?んなもん知ってるわ!
って方も多いかと思いますが、そんな方は読み飛ばしてくださいね。

「確定申告」とは

・1年間の所得(売上げー経費)

・その所得に対してかかる所得税などの税金

を計算して確定させる手続きのこと

そう!確定させないといけないのは、「所得」と「払う税金」です。
事業をして儲けがでたら、その一部を税金として払わないといけないのです。
その金額は、国が勝手に教えてくれるわけでもなんでもなく、自分で帳簿をつけて、確定申告書を作成して金額を確定させて、申告するんですね。

理解してしている方にはめちゃくちゃ基本的なことですが、おおもとの意味合いを理解すると、とっつきやすくなるかと思うので、超基本を噛み砕いて説明しております。

文字よりも図解の方がわかりやすかもしれませんので、図にしてみました。

確定申告 図解

売り上げから経費や各種控除を引いて、最終的に残った「課税対象所得」に対して、定められた税率をかけて所得税が決まる、ということです。

青色申告って何?

上の表にしれっと出てきた「青色申告特別控除」
これもご存知の方はもちろんご存知かと思いますが、超ざっくり説明しておきます。

「青色申告」とは…

複式簿記の手法に基づいて帳簿を記載し、「所得金額」を正しく計算して申告することで、「青色申告特別控除」として65万円を所得から控除できる申告方法。

「青色申告」を行うには、税務署に「青色申告承認申請書」を提出する必要があり、何も提出しないと「白色申告」となる。

上の表でおわかりのように、事業者は同じ売り上げなら、「課税所得」をできるだけ下げたい(=税金をできるだけ低くしたい)わけですが、青色申告を行うと、65万円が自動的に控除されるという、とてもメリットの大きい制度なんです。
副業ならともかく、本格的に自営業(個人事業主)でやっていく!!という方はぜひぜひ青色申告を選択されることをおすすめします。
ここで「複式簿記」という聞きなれないかもしれないワードが出てきましたが、これは帳簿付けのルールみたいなものです。

じえ
じえ

慣れるまで私じえもこの感覚がピンとこなくて。。
いまだに誰かに説明できるほど、きちんと理解しているとは言えないけど、会計ソフトで経費を入力したら自動的に振り分けてくれるし、そこまで不安に思わなくても大丈夫〜。
まさに「習うより慣れろ」って感じで、やっていくうちに感覚が掴めてきますよ。

とはいえ、知識のとっかかりが欲しいよ〜という方は、まずは1冊本を読んでなんとなーく把握してから、実際の確定申告の作業にとりかかるのもおすすめです。
私も↓の本の当時バージョンをを開業時に購入し、ざーっと読んでからとりかかりました。
全部は理解できなくてもOKで、概要を理解して、その後経理ソフトでいざ入力していこうとしたら具体的な疑問がポロポロ出てくるので、バイブル代わりにこの本に戻って調べたり、ネットで検索したり、、という感じで慣れていきましたよ。

お財布はプライベートと仕事用わけなくてOKな理由

開業したら「お金の管理をして帳簿をつけて確定申告をしなければいけない」という大まかな流れはご理解いただけたでしょうか。
そして、いざ日々のお金の管理をしていこうという段階で、最初に悩む点として

「財布」(現金の出入り)や「口座」は仕事用とプライベードわけないといけない?

という疑問が出てくる方がいらっしゃるかと思います。
私もそうでした。
結論からいうと

別にどっちでもいい。

んです。

我が家はわけずに開業後9年くらいたちますが、何の問題もおきてません。
むしろわけるなんて面倒臭くて続かないし、家計と仕事一括管理ができるので、ズボラさんにはわけない方法をおすすめします。

例えば財布や口座を分ける場合、月初や月末に一定のお金(生活費等)を事業用口座からプライベート口座やプライベート財布に移し、その中からプライベートの支払いをしていくという流れになると思いますが、日常的に実際にお金を払う場面で「これはプライベートの支出?」「それとも仕事用?」とジャッジするのは意外と大変ですし、そもそも仕事とプライベート2つの財布を持っていないといけないのもとっても大変ですよね。

ならば、日々お金を使う場面では、プライベートor仕事?ということは何も考えずに使い、後からそれを経理上で処理する際に、プライベートか仕事上の経費かをジャッジして経理ソフトで入力していけばよい、ということなのです。
公私が入り乱れて、家計にいくらかかったのか、事業の経費にいくらかかったのか、わからなくなりそう〜と思われるかもしれませんが、ちゃんと入力すれば振り返れますので心配無用です。
次章で紹介するように、アプリやソフトを使えば、ほぼすべてのお金の出入りが自動的に連携されますので、事業主さんはその支出・収入がプライベート用なのか、事業用なのか、事業用ならどういうジャンルのお金の出入りなのか(売上とか販売促進費とか地代家賃とか)ということをジャッジして入力していくだけ、という流れです。

まぁ性格によりますので「いやいや私はきっちりしていて、月の食費は◯◯万円で、決まった封筒から使っていって、残額を確認しながら買い物したりしたい〜」っていうタイプの方は「きちんとわける」というのも全然ありだと思います。

ちなみに、「個人事業主の自分」と「プライベートの自分」の間でお金の行き来があった場合、経理上の処理としては、「個人事業主の自分」から「プライベートの自分」に「貸した」or「借りた」という処理で計上しないといけなくて、それを「事業主貸(じぎょうぬしがし)」「事業主借(じぎょうぬしがり)」といいますが、どっちがどっち?とごっちゃになるという人、多いかもしれません。

覚え方としては、確定申告は、事業の所得を確定させるための作業なので、
主体は「事業主」だ
ということを意識すれば感覚的に覚えやすいですよ。

「事業主の自分」が「プライベートの自分」に 貸した → 事業主貸
(事業用口座からプライベートの電気料金の引き落としがあった、等)

「事業主の自分」が「プライベートの自分」に借りた → 事業主借
(事業用の残高が少なかったので、プライベートの口座からお金をうつした、等)

最後ちょっと話がそれましたが、次ページでは我が家が採用してる家計簿アプリと確定申告のための経理ソフトを軽くご紹介します。

我が家が選んだツールはマネーフォワードMEとマネーフォワード確定申告

マネーフォワードMEとマネーフォワード確定申告 約3年使ってみた感想

我が家では主にスマホで家計簿アプリの「マネーフォワードME」、それから確定申告用の経理ソフトにクラウドソフトの「マネーフォワード確定申告」を約3年使用しています。
実際に約3年使ってみた感想はというと、

じえ
じえ
控えめに言っても、めちゃくちゃおすすめ〜。
最初に登録さえすれば、銀行口座からクレジットカード、suicaやnanacoなどのプリペイドマネーや電子マネー系、最近初めたつみたてNISAの証券口座まで!お金に関することほぼほぼ連携してくれて、一覧で見れるから、ズボラな人ほどおすすめ〜。

じえお = 夫
じえお = 夫

マネーフォワードMEとマネーフォワード確定申告でできることは違うの?
両方使う必要ってあるん?

じえ
じえ
あぁ確かに、私も最初はそこらへんがピンと来てなかった。
詳しい説明は公式サイトさん等にお任せするとして、ざっくり説明してみます!

マネーフォワードMEとマネーフォワード確定申告の違い 両方必要?

マネーフォワードMEは…

・家計簿アプリ
・使うのは主にスマホ
・銀行口座・クレジットカード・電子マネーの自動連携のお金の出入り以外に、現金の買い物等のお金の出入り(レシートを撮影して入力したり手入力したり)を入力する。
・主な目的は「家計」「資産」の管理、把握、分析

マネーフォワード確定申告は…

・確定申告ソフト
・使うのは主にパソコン
・マネーフォワードMEから反映した出入金データをひとつひとつ「売上げ」「◯◯費」等に仕分けるだけで、自動的に帳簿が作られ、確定申告書類も作成できる。
・主な目的は「確定申告」

※ マネーフォワードMEと連携させずに、マネーフォワード確定申告の契約だけをして、直接銀行口座、クレジットカード等を連携させたり、現金出入金の仕訳入力をて入力することも可能です。

といった違いがあります。

じえ
じえ
マネーフォワードMEの面白い機能として、ホーム画面の一番上に「資産総額」が出るよ〜
我が家は全然お金がたまらんけど、独身時代に使ってた口座とか、娘用に作った口座とかも連携させておくと、トータルでいくらあるのか、が出るのでおもしろいよ。

じえお = 夫
じえお = 夫

こじぇ(娘)の口座とか作ってくれてたんや。。
でも、そんな情報、マネーフォワード確定申告に反映させたらなんかややこしくならんの?

じえ
じえ
それは大丈夫!
連携済みの口座の中から、情報を取得したい口座だけにチェックを入れて、マネーフォワード確定申告側で情報取得する口座を選ぶ機能があるので、事業に関係ない口座はチェック外せるし、個々の入出金データも不要な情報は対象外とすることができるよ〜。

じえ
じえ

我が家は家計簿機能で、今月食費いくらや〜とか、資産総額◯◯円!!とかちょいちょい確認したいから、MEも確定申告も両方使ってるけど、確定申告だけできればOKな人は、マネーフォワード確定申告だけで◯
逆に、個人事業主ではなくて普通に楽チンな家計簿としてだけ使いたいって人はマネーフォワードMEだけでもOKってことです。

そもそもは我が家は家計管理がどんぶり勘定すぎてやばいかも??と何か楽チンに家計管理できるツールはないものか??と探した時にマネーフォワードMEに出会い、後からそのままの連携データで確定申告までできちゃうと知って、マネーフォワード確定申告を申し込んだクチやけど、今となってはどちらもなくては困る必須ツールになっております。

マネーフォワードMEとマネーフォワード確定申告 無料で使える?有料版との違いは?

マネーフォワードMEの無料or有料の比較と、マネーフォワード確定申告については1ヶ月無料で始められますがその後の3プランの比較表は、下記を参照してみてください。

マネーフォワードME 無料会員とプレミアム会員 機能比較表

マネーフォワード確定申告 料金プラン

じえ
じえ

我が家は
◯ マネーフォワードME→プレミアム会員 (年額5300円 月あたり約442円)
◯ マネーフォワード確定申告→パーソナル (年額11,760円 月あたり980円)
で使っています。

で、今までの手間を考えると十二分に元を取っているというか、支払う価値ありと思ってしはらっています。

MEに関してはプレミア入っててよい点は、いざ家計関係のチェックをしようかと言う時に随時データ更新できるのでせっかちな人ははいっておいて損はないかなと。
逆に言うと、そんなに急いでみることないよ〜という人はまずは無料会員で初めて不便を感じたらプレミアムに切り替えるというのでも全然OKだとおもいます。

確定申告の方は、事業規模とか取引の数とかでおのずとどのコースがよいか決まってくるのかなと思いますが、今のところパーソナルで不便を感じたことはありません。

↓↓ 興味あるぞ!って方は、まずはMEは無料プランで、確定申告は無料お試し1ヶ月で試して使い勝手を確認してみてくださいね。

さいごに

じえ
じえ

長編になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
読みづらい部分もあったかもしれませんが、少しでも確定申告や家計簿アプリ、経理ソフトへの心のハードルが低くなり、作業時間が減るお手伝いができたら幸いです。

最初の登録とかはめんどくさいけど、やってみたら後はらくちんだから
レッツトライ〜!!

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